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僕がオススメする音楽 #14


今回の僕がオススメする音楽は、僕が一番多感な時期…つまり思春期を共に過ごした80年代の音楽をご紹介しようと思います。僕と同年代の方はもちろん、世代の違う方も新しい音楽だと思って聴いてみて下さい。もしかしたらお気に入りに出会えるかもしれませんよ。

本題に入る前に…この記事だけで終わるのではなく、この先もブログの中で80年代から90年代にかけて僕が聴いていた音楽を集めて紹介していこうと考えています。その記事を書くときは、みなさんが予め判断できるように必ず上の画像をトップに使用しますので。

興味のない方はスルーして下さい。



Beat's So Lonely / Charlie Sexton


記念すべき1曲目に選んだのはチャーリー・セクストン”ビーツ・ソー・ロンリー”です。1985年にリリースされビルボード最高位は17位でした。

チャーリー・セクストンは1968年生まれの47歳。13歳の頃からプロのミュージシャンとして活躍を始め、ソロデビューはなんと17歳。この”ビーツ・ソー・ロンリー”のMV撮影時も17歳。タバコの件は触れないで下さい。

とにかく、チャーリー・セクストンのギターのテクニックは天才的だったらしく、ロック界の大御所たち…ドン・ヘンリー(イーグルス)、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)、ロン・ウッド(ローリング・ストーンズ)、ボブ・ディランとも共演を果たしていました。

その上に、高身長で本当に端正な顔立ちをしていたので、そのルックスや外見でもファンを獲得することに成功していました。


日本での人気も高く、1986年に来日し東京公演を行ったんですが、なんと東京公演だけでも異例の7回公演。マスコミの追いかけも凄まじく、チャーリー・セクストンが「いつ、どこで、なにをしてたのか」をアイドル並みに報道してました。

しかし、若くして一気にスターダムへと登りつめた人間というのは、得てして挫折を味わうものです。チャーリー・セクストンもまた同じでした。自分の理想とするスタイルと、身を投じたはずのショウビズ界で求められる人物像があまりに大きくかけ離れ、進むべき道を見失う結果となりました。そのためセカンドアルバムのリリースは3年後の1989年。なのにその音楽や彼自身のスタイルはデビューした17歳のまま…それでは世間は見向きもしません。そして、そのままフェードアウト…。

故郷に戻ったチャーリー・セクストンスティーヴィー・レイ・ヴォーンのバンドにいたメンバーと共にブルース・ミュージシャンとして新たな一歩を踏み出し、アルバムもリリース。しかし、自分の理想とするスタイルを追い求めれば、それはリスクが伴うもの。アルバムの売れ行きは芳しく無く、収入も少なく極貧生活を送るハメに。そんな時、ボブ・ディランからツアーバンドやレコーディングバンドのオファーが来ます。それが、その後のチャーリー・セクストンの人生を大きく変えることになりました。

時は流れて2005年。チャーリー・セクストン37歳になったはソロアルバムとしては16年ぶりに新作”Cruel and Gentle Things”をリリースしました。もちろん現在でも現役で活動を続けています。


いつまでも自分のスタイルを追い求めることができる「幸福感」を知っているであろう男…チャーリー・セクストン…こういう人はいつまでも応援したくなります。




Born to Run / Bruce Springsteen


ブルース・スプリングスティーンの曲の中で僕が一番好きな”ボーン・トゥ・ラン”です。今聴いていても鳥肌がたち、武者震いするほど好きです。

ブルース・スプリングスティーンといえば他にもヒット曲が多くありますが、唯一、僕が高校時代にバイト代で購入したブルース・スプリングスティーンのアルバムが1975年にリリースされた”Born to Run(明日なき暴走)”でした。この邦題…未だに違和感を感じます。




アメリカを代表するアーティストとなったブルース・スプリングスティーンですが、広く知られるようになったキッカケは1984年にリリースされたアルバム”Born in the U.S.A. (ボーン・イン・ザ・U.S.A.)”ではないでしょうか。翌年リリースされた、あの”ウィー・アー・ザ・ワールド”ではソロパートを2回担当してるくらいですから。この頃のブルース・スプリングスティーンは、なんだか妙に垢抜けた感じがして、泥臭さというか男臭さが少し薄く、ショウビズ界に魂を売ったんだな…という感じであまり好きではありませんでした。

とにかく”ボーン・トゥ・ラン”の頃までは本当にロッカーしていてカッコ良かったんです。そして、ギターを始める連中が急に増え、しかもブルース・スプリングスティーンが使ってたギターと同じモデルを買う連中が本当に多かった。厳密に言うと、ブルース・スプリングスティーンの使ってたギターはかなり改造してあるらしく、同じモデルというのは手に入らなかったんですが、とりあえずフェンダーのテレキャスターを買っておけばいいだろってことで。

そして、ブルース・スプリングスティーンを語る上で忘れてはいけないのが、上の写真でサックスを吹いている男性クラレンス・クレモンズです。彼のサックスもめちゃくちゃカッコよくてね。Eストリート・バンドという、ブルース・スプリングスティーン専属バンドのメンバーです。

残念ながら2011年に亡くなっていますが、直前まで精力的に音楽活動に励んでしました。有名なところだと、レディー・ガガのアルバム”Born This Way”に参加していてEdge of Glory”のMVに出演までしています。



レディー・ガガクラレンス・クレモンズの大ファンだったそうで、彼がアルバム制作に参加してくれることが決まった時には、心底驚いたという話です。



しかし、ブルース・スプリングスティーンといい、クラレンス・クレモンズといい、なんでしょうか、この風格は。

ブルース・スプリングスティーンの活躍は、その後も勢いを留めること無く続きます。9.11以降は政治色を前面に押し出した活動が目立ちますが、昨年2014年に通算18枚目のアルバム”High Hopes (ハイ・ホープス)”をリリース。世界20ヶ国でチャート1位を獲得するなど、66歳を迎えた現在でもロック魂は健在です。




アルバムタイトル曲の”ハイ・ホープス”ですが、なかなかカッコいいと思いませんか?初期の頃の勢いが感じられて、僕は好きです。







まとめ

かなりザックリとですが、僕がオススメする80年代のロックな名曲2曲をご紹介してみました。

チャーリー・セクストンは若くしてデビューし、その後の挫折と苦悩を味わった過去を乗り越えて活動を続け、かたや、ブルース・スプリングスティーンは挫折をさほど味合わず(僕が知らないだけかもしれませんが…)66歳となった今でも活動を続けています。同じ男から見れば、それはどちらもとても格好いい生き方です。ですが、できれば、チャーリー・セクストンにもう一度、チャート上位に食い込むような作品を作り出して欲しいと願っています。

80年代は今でも洋楽ブームの時代だったと言われているほどヒット曲が生まれています。これからもこの企画の中で、僕なりの良曲(オススメ)を紹介していこうと思います。



最後に、チャーリー・セクストンの”Impressed”をご紹介しておきます。上が1985年リリース時のMV。下が2005年にリリースしたアルバムに収録されているセルフカバーになります。聴き比べるてみると彼の重ねた年月の重みが伝わってきます。





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