今回は新しいテーマとして、僕がオススメする映画と題し、海外ドラマ好きな僕が観て面白かった映画や印象深かった映画などを、各回1本ずつご紹介していこうと思います。
さて、本テーマの記念すべき1回目に紹介する映画はミュージカル映画です。しかも、舞台ではもう幾度となく上演され、2度も映画化された不朽の名作です。
僕はミュージカル映画…嫌いじゃありません。むしろ好んで観るタイプ。好きな俳優が歌って踊ったりしていれば率先して観ます。今回観たのもそれがキッカケ。
では、早速ご紹介していきましょう。
Annie (アニー)
今回紹介するのは、昨年2014年に公開された映画”Annie (アニー)”です。もう世界中で知らない人はいないであろうアニーです。1982年と1999年に既に映画化されていますし、舞台でも世界中で幾度も上演されているアニーです。映画や舞台を観たことがない人でも、おおまかなストーリーは語れるであろうアニーです。
でもこのアニー、ただのリバイバルだの焼き直しだのとは違います。舞台は現代のニューヨーク。登場人物の背景も現代に合わせた設定となっています。なので古臭さは一切なし。
元々、アメリカ人ラッパー兼プロデューサーのジェイ・Zとハリウッド俳優のウィル・スミスの2人がプロデュースして映画化しようと2011年に企画が動き出しました。世間も呆れるほどの親バカなウィル・スミスは、もちろん愛娘であるウィロー・スミスにアニーを演じさせるつもりでした。監督も海外ドラマ”glee(グリー)”のライアン・マーフィーを起用して。ところが、肝心のライアン・マーフィーがこれを辞退。監督が変わった段階でウィロー・スミスも降板したという裏話があります。
そんなアニー。出来栄えに関しては今ひとつでした。アメリカではアカデミー賞授賞式の前夜に行われる「最低」な映画を選んで表彰することで有名なゴールデンラズベリー賞で「最低リメイク・パクリ・続編賞」に選ばれてしまったほど。日本での興行収入も期待ハズレだったそうですが…。
僕は凄く良い映画だと思いました。可笑しくて笑える、楽しくて笑える良い映画だという感想です。みなさんにオススメするほどにね。
キャストがスゴい
まずはキャストです。これがまた、かなり豪華な顔ぶれです。しかも、カメオ出演であっと驚く人たちも出演しています。僕なりに選んで紹介していきますが、少々ネタバレありなのでご注意下さい。
アニー・ベネット/ クヮヴェンジャネ・ウォレス
アニー役を演じるのは、2012年公開の映画「ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~」にて史上最年少でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたクヮヴェンジャネ・ウォレス。アニーでも、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされました。まだ12歳なんですが、堂々としていて歌も上手です。
ウィリアム・”ウィル”・スタックス / ジェイミー・フォックス
アニーと出会い、ライフスタイルを変え、市長選をも辞退するIT長者役ウィリアム・”ウィル”・スタックスには、ミュージカル映画といえばこの人、ジェイミー・フォックス。ミュージカル映画に出させたら、その歌唱力で安定感は抜群。言うことはありません。
ちなみに、アニーとは関係ありませんがクリス・ブラウンをフューチャーした”You Changed Me”は相当イイです。
グレース・ファレル / ローズ・バーン
スタックスの秘書でアニーと親友になるグレース・ファレル役には、名優グレン・クローズと共演していたドラマ「ダメージ」でエレン・パーソンズ役を演じていた、僕も大好きなローズ・バーン。アニーでは歌って踊ってます。ドラマ「ダメージ」では決して見ることができなかったローズ・バーンが観れますので、ファンなら絶対に観ておくべきです。
ミス・コリーン・ハニガン / キャメロン・ディアス
映画冒頭でアニーが身を寄せている施設の女主人であるミス・コリーン・ハニガン役には、ミュージカル映画初出演のキャメロン・ディアス。いつも酔っ払ってて子どもたちに叱ってる嫌な役なんですが、ちゃんと歌って踊ってます。「メリーに首ったけ」とか「チャーリーズ・エンジェル」の時のキャメロン・ディアスっぽくて、凄く良かったです。映画のラスト近くでは改心して、ちゃんと「良い人」になってますよ。
ナッシュ / アドウェール・アキノエ=アグエバ
スタックスの運転手役には、ドラマ「LOST」でミスター・エコーを演じていたアドウェール・アキノエ=アグエバが出演しています。「LOST」好きにはたまらない配役です。アニーでは「LOST」とは全く違う役柄を演じ(スーツにネクタイ姿です)アニーともすぐに打ち解けて笑顔を見せてくれています。ミスター・エコーってどんなだっけ…という方のために…
カメオ出演者もスゴい
ここからはカメオ出演している人たちを紹介します。
本人役 / マイケル・J・フォックス
スタックスがオフィスでTVを観ていると、スタックスと市長選で争っている対立候補である現市長と握手をするシーンがTVに映る…そんなシーンに登場しているのが、本人役でカメオ出演しているマイケル・J・フォックスです。それを観たスタックス陣営は「これじゃ勝てるわけがない」みたいなことを言ってます。
アンドレア・アルヴィン / ミラ・クニス
サイモン・グッドスピード / アシュトン・カッチャー
スタックスが招待されたプレミア上映会…そこで上映された映画「Moon Quake Lake」の主人公アンドレア・アルヴィン役にミラ・クニスが、相手役のサイモン・グッドスピード役にアシュトン・カッチャーがカメオ出演。この2人、そういえば夫婦なんですよね…。もちろん「Moon Quake Lake」とは架空の映画ですからね。上の画像は「Moon Quake Lake」の一コマです。
月の将官 / リアーナ
上で紹介したミラ・クニス&アシュトン・カッチャー夫妻が出演している架空映画「Moon Quake Lake」で、月の将官という役でカメオ出演しているのがリアーナです。すぐにリアーナだと気づいたんですが、あまりに突然で驚きました。画像は月の将官を演じているリアーナです。
でも、もっと驚くカメオ出演が…
動物保護センター職員 / シーア
アニーの愛犬になるサンディが保護されていたセンターの職員役で、なんとシーアが素顔を晒して出ています。顔を見せないことで有名なシーアが普通に出てるんです。最初は全く気付きませんでした。画像はアニーにカメオ出演しているシーアの画像です。
シーアは映画アニーの挿入歌”You're Never Fully Dressed Without a Smile”や、アニーがオーストラリアをバックに歌う”Opportunity”の作曲も担当しています。
”You're Never Fully Dressed Without a Smile”は凄く好きな曲です。アニーやアニーと同じ施設にいた友達も出演しているMVは観ているコチラ側も笑顔になってしまいます。良いMVですよ。
まとめ
アニーという映画、所詮子供向け映画だろと思われがちかもしれません。実際に単なる「観ず嫌い」なだけの人も多いでしょう。しかし、大人でも十二分に楽しめます。オジサンの僕が楽しめたのが良い証拠です。それにここで紹介したアニーの舞台は現代です。ストーリーも現代風にアレンジしていますし、大人でも声を出して笑えるシーンも多いです。でも、ちゃんと所々ジーンと来るシーンも用意されてるし、最後はちゃんとハッピーエンドで、みんなで歌って踊って終わる…これぞミュージカル映画の王道。これは観なきゃもったいない映画ですよ。
最後になりましたが予告編をどうぞ。
それから…アニー観るならぜひ字幕版をオススメします。
0 Comment:
Post a Comment