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「チェルシー」から「リバプール」へ


海外サッカー好きの僕にとって、なんとも嬉しいニュースが飛び込んできました。イングランドのプレミアリーグの名門「リバプールFC」の監督に、ドイツ・ブンデスリーガ・ドルトムントの元監督ユンゲル・クロップが就任することが正式に決まったんです。これで、ますますプレミアリーグが面白くなること間違いありません。

この記事の公開をもって、僕は「チェルシーFC」ファンから「リバプールFC」のファンへと心変わりすることを宣言しす。


そこで、今回はニワカファンの僕が「ユンゲル・クロップ」「リバプールFC」について、書いていこうと思います。サッカー好きではない人でも興味を持ってもらえるよう、戦術云々とか難しい話や言葉は極力書かないようにします。まあ、僕もあまり詳しくはありませんけどね。



プレミアリーグとは

本題に入る前に、まずは少しだけ「プレミアリーグ」について簡単に説明します。


「プレミアリーグ」とは、イングランドのサッカーリーグにおける1部リーグのこと(日本のJリーグに例えれば「J1」)です。所属する20チームによって所有される株式会社として運営。20チーム全てに契約やルール改定に関する投票権が与えられています。世界中で約10億人以上に視聴されているリーグでもあり、世界最高峰レベルのリーグの一つです。全世界のスポーツリーグの中でも最もテレビ中継の視聴者が多く、人気・実力とも非常に高いんです。2000年以降、欧州主要リーグの中でも圧倒的な売上高を残しています。

現在、主な日本人選手だと岡崎慎司選手(レスター・シティ所属)と吉田麻也選手(サウサンプトン所属)が「プレミアリーグ」で活躍しています。過去には中田英寿・稲本潤一・香川真司なども活躍してました。

日本でのテレビ放映はスカパー!かNHK-BSで観ることができます。公式サイトについては下にリンクを貼っておきます。




名門・リバプールFCについて

1982年にイングランド・マージーサイド州リバプールにあるアンフィールド・スタジアムを本拠地として創設されたチームであり、プレミアリーグ発足時から参加していた歴史あるクラブで、リーグ優勝回数18回はマンチェスター・ユナイテッドの20回に次ぐ2位。


上の写真は今シーズンのリバプールFCのユニフォーム。サプライヤーはなんとニューバランスです。今まではサッカー界となんの接点もなかったニューバランスが、満を持してサッカー市場へ参入してきました。その記念すべき初参入時のサプライヤー先の一つとして選ばれたのがリバプールFCです。詳しくはコチラをご覧下さい。

リバプールといえば、メンバーの出身地から「ビートルズ」を思い浮かべる人も多いでしょう。ということは、ビートルズのメンバーはリバプールFCのファンなのか…というと、そうでもないようです。

実はリバプールFCの本拠地であるアンフィールド・スタジアム、リバプールFC創設前は、同じくプレミアリーグに所属しているエバートンFCがメインスタジアムとして使用していました。ところが、当時のスタジアム所有者がエバートンFCに対して使用料の値上げを要求。それを拒んだエバートン側が同じリバプール市内にある現在の本拠地へと移転してしまいました。そこで所有者が考えたのが新しいクラブを設立すること。それがリバプールFCの誕生へと繋がります。つまり、リバプール市には現在2つのプレミアリーグに所属クラブが存在し、ライバル関係にあります。もちろんこの2つのチームが対戦する「マージサイド・ダービー」と呼ばれ、最も盛り上がるダービーマッチの一つと言われています。

「ビートルズ」のメンバーが一体どちらのファンなのか、公式には明かされていないため、何度も話題になっているようですが、どうやらポール・マッカトニーだけはエバートンFCのファンではないかと噂されています。

ここでリバプールFCのファンであると言われている有名人を一部ご紹介しましょう。


左からアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット夫妻にダニエル・クレイグ、リーアム・ニーソン、マイク・マイヤーズなどなど。他にもバスケット選手のレブロン・ジェイムスや俳優のクライヴ・オーウェンもファンなのだそうです。

ついでに、以前の僕がファンだったチェルシーFCのファンだと言われている有名人もご紹介。


左からハリウッド界よりシャーリーズ・セロン、エマ・ワトソン、ジェイソン・ステイサム、トップギアの司会者ジェレミー・クラークソン、ブルーノ・マーズとコラボしたマーク・ロンソンなどなど。

有名人のファン対決ではリバプールFCチェルシーFCもいい勝負ですが、肝心な今シーズンのプレミアリーグの順位ではリパプールFCが10位、チェルシーFCが16位と低迷中。因みにリバプールFCのライバルエバートンFCは7位につけています。

そんな低迷中のリバプールFCは、2012年から指揮を執っていたブレンダン・ロジャース監督を解任。その後、ドイツブンデスリーガ「ドルトムント」の元監督である、名将ユルゲン・クロップを新監督として招きました。



ユルゲン・クロップについて


ユルゲン・クロップ監督(以下、クロップ監督)は1967年生まれで48歳。ドイツ出身の元サッカー選手です。選手時代は日本代表でもある武藤嘉紀選手が所属するドイツ・ブンデスリーガのマインツでプレーしていました。そして10月8日…プレミアリーグ史上2人目となるドイツ人監督としてリバプールFCの監督に就任しました。

クロップ監督の「監督」としての経歴は、2001年に古巣であるマインツの監督へ就任したことがスタートとなります。その経歴を語る上で、ドルトムント監督時代に達成したリーグ2連覇の偉業は必須です。2008-2009シーズンに低迷を続けていたドルトムントの監督に就任すると、若手の育成を強化し、次々と若いスター選手をブレイクさせることに成功。2010-2011シーズンには、獲得したばかりの香川真司選手を起用し、即フィットさせるという手腕も発揮。2001-2002シーズン以来のリーグ優勝を果たします。翌2011-2012シーズンは、開幕当初こそ低調なスタートでしたがその後持ち直し、リーグ戦28戦無敗というリーグ新記録を打ちたて、リーグ2連覇を達成させました。

戦術面では「全員が前を向き、全員がハードワークを惜しまず、全員で走りきり、全員でゴールを目指す」というスタイルを貫き、それが「ゲーゲンプレッシング」という戦術を生み出しました。簡単に言うと「保持していたボールを奪われた瞬間に、相手チームに全体でかけるプレス」のこと。一見するとサッカーではごく当たり前のスタイルに思えますが、それを選手に徹底させるだけの人間性と力量があってこそなし得るもの。これがドルトムントの2連覇の原動力となり、名将と呼ばれる所以の一つとなります。

と、散々あちこちから引用して経歴や戦術云々について書きましたが…
僕が思うクロップ監督とは、とにかく「ものすごく人間味に溢れた人」という印象が強いです。”指導者の前に、1人の人間である”ということを、選手やファンやサポーターなど、接した人や観ている人に対して強く印象付けられる人だと思います。一言で表すなら「喜怒哀楽」が豊かな人。この動画を観て下さい。



48歳なのこのはしゃぎよう。選手やファン・サポーターから愛されないわけがありません。はしゃぎすぎて肉離れを起こしたこともあるそうです。それについて「選手時代に怪我などしたことなかったのに…」とコメントを残しているところも、なんだか可愛らしくて憎めません。



リバプールFCの逆襲とまとめ

クロップ監督がリバプールFCの監督に就任したことにより、腹心のコーチを招聘するなど、さっそくチーム改革が始まっているようです。来年1月の移籍市場が開かれると、恐らくクロップ監督の教え子選手の移籍も予想されます。既にイギリスのブックメーカーであるウィリアムヒルが「来年1月にクロップ監督が獲得する選手」のオッズを公表しました。


オッズだけで判断すると、教え子の1人である香川真司選手のリバプールFC移籍の可能性は低そうですが、監督自身の持つ力量と人間性があれば、これから上位へ食い込むことは容易いでしょう。そして来シーズンはリーグ優勝を争えるまでのチームへと変貌させてくれることを大いに期待したいと思います。

来シーズンといえば、同じくプレミアリーグのマンチェスター・シティの監督に、現在ドイツ・ブンデスリーガ・バイエルン・ミュンヘン監督のジョゼップ・グアルディオラが就任するのではと言われています。既に「口頭での約束は交わした」との話です。グアルディオラ監督もクロップ監督以上の名将とも言われます。更には今シーズンは絶不調のチェルシーFCの監督ジョゼ・モウリーニョも含め(不調が故に解任されなければ…)、三大名将の勝負も観られるかもしれません。

左:グアルディオラ監督  右モウリーニョ監督


ますます目が離せないイングランド・プレミアリーグ。サッカーに興味が無い人も、観たことがない人も、ぜひリバプールFC戦から見始めてみるのはどうでしょうか。


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