僕がオススメする音楽、記念すべき10回目の今回は、少し思考を変えて時代を遡り、1980年代にブレイクしたイギリスで結成されたバンド2組をご紹介しようと思います。
80年代の音楽だからといって侮るなかれ。当時、リアルタイムで聴いていた僕が、時を経た今でもiPhoneに入れ聴いています。まだまだ色褪せてはいないし、1組の方は現在も活躍を続け、流行りのジャンルとのコラボレーションを試みて、新たな音楽も創り出しています。
Duran Duran / デュラン・デュラン
Duran Duran / デュランデュラン |
1978年、イギリスのイングランド中部・バーミンガムにて結成。1980年代に起きたニュー・ロマンティック・ムーブメントの火付け役となり、そのムーブメントを代表するバンドに成長。当時のMTVブームにも乗り、そのルックスの良さだけでなく、アートスクール出身のメンバーが持つ説得力のあるスタイリッシュさは、イギリス国内だけでなく、アメリカや日本を含め世界中で多くのファンの支持を得ていました。因みに、あのダイアナ元皇太子妃も大ファンだったそうです。
結成から現在までメンバーの入れ替えこそありますが、以下が黄金期(1980年~1985年)のメンバーになります。
・ニック・ローズ(キーボード)※リーダー
・サイモン・ル・ボン(ボーカル)
・ジョン・テイラー(ベース)
・ロジャー・テイラー(ドラム)
・アンディ・テイラー(ギター)
テイラーと名乗るメンバーが3人いますが、血縁関係はありません。
当時、僕の周りでも女性ファンが多く、特にベースのジョン・テイラーのファンが多かった記憶があります(上の写真右端がジョン・テイラー)確かに正統派の美形ですから無理もありませんね。
ルックスだけではありません。リリースする曲はどれもカッコよく、尚且つ必ずヒットしていました。中でも、特にヒットした曲をピックアップしてご紹介したいと思います。カッコ内は邦題になります。
Hungry Like The Wolf (ハングリー・ライク・ザ・ウルフ)
1982年リリース。最高位はイギリス5位・アメリカ3位。
Is There Something I Should Know? (プリーズ・テル・ミー・ナウ)
1983年リリース。最高位はイギリス1位・アメリカ4位。
Union Of The Snake (ユニオン・オブ・ザ・スネイク)
1983年リリース。最高位はイギリス3位・アメリカ3位。
New Moon On Monday(ニュームーン・オン・マンデイ)
1984年リリース。最高位はイギリス9位・アメリカ10位
The Reflex(ザ・リフレックス)
1984年リリース。最高位はイギリス1位・アメリカ1位。
The Wild Boys(ワイルド・ボーイズ)
1984年リリース。最高位はイギリス2位・アメリカ2位。
A View To A Kill(007 美しき獲物たち)
1985年リリース。最高位はイギリス2位・アメリカ1位。映画「007 美しき獲物たち」主題歌。
現在のDuran Duran
現在のメンバーは以下の通りです。
・ニック・ローズ(キーボード)※リーダー
・サイモン・ル・ボン(ボーカル)
・ジョン・テイラー(ベース)
・ロジャー・テイラー(ドラム)
今年の9月には通算14枚目となるアルバム”PAPER GODS / ペイパー・ゴッズ”をリリースしました。もう4人共50代です…。
でも、時代の流れに乗ることも忘れていはいません。先日来日公演を行ったEDM界のケーキ番長ことSteve Aoki (スティーブ・アオキ)とコラボレーションし、80年代のヒット曲をリワークしたりもしてます。
Hungry Like The Wolf / Steve Aoki vs Duran Duran
リアルタイムでデュラン・デュランを聴いていた僕としては、メンバーもほぼ固定で活動を続け、アルバムをリリースし、他のジャンルのアーティストともコラボレーションしてしまうという、枠にとらわれず、レスポンスよく精力的に活躍していることはとても嬉しく思っています。まだまだ先が楽しみなデュラン・デュランです。
The Power Station / ザ・パワー・ステーション
The power Station / パワー・ステーション |
このバンドの凄いところは、当時売れに売れていたデュラン・デュランのアンディ・テイラーとロジャー・テイラーと、同じくイギリスで、オトナの雰囲気を全面に押しだして成功していたソロシンガーロバート・パーマーが組み、曲をリリースしたってこと。ロバート・パーマーはアダルトコンテポラリー系だし、デュランデュランは前に書いた通りのニュー・コンテポラリー系だし、ドラムのトニー・トンプソンはファンクとかソウルシーンで活躍してた人。そんな異なるジャンルの4人が集まって仕上がった曲は、もうカッコイイの一言です。
1985年リリース。最高位はイギリス14位・アメリカ6位。
Some Like It Hot (サム・ライク・イット・ホット)
1985年リリース。最高位はイギリス14位・アメリカ6位。
Get It On (Bang A Gong) (ゲット・イット・オン)
1985年リリース。最高位はイギリス22位・アメリカ9位。日本ではホンダ・エディックスのCM曲に使われていました。
ジャンルを跨いだこのプロジェクトにより、ロバート・パーマーやドラムのトニー・トンプソンは、デュラン・デュラン人気の影響も手伝って、今までとは異なる世代やジャンルのファンを獲得することに成功しました。それまでこの2人を知らなかった人たちは、ロバート・パーマーのソウルフルでオトナ臭い歌唱力と、トニー・トンプソンの爆音系ドラムにさぞ魅了されたことでしょうね。僕もその1人でした。
まとめ
80年代に世界的活躍をし、時を経た今でも活躍をしているデュラン・デュランのメンバーたち…
彼ら以外にも、長きに渡り活動を続けているアーティストやバンドは多いですが、共通して言えるのは「心から”音楽”が好きなんだ」という姿勢や想いが僕らにも伝わってくること。それが、なんだか妙に応援したくなる理由にもなります。
自分の好きなこと…もしかしたら、彼らには「これしかない」ものなのかもしれませんが、それを長く続けていることは心から尊敬できることです。そういった他のアーティストについても、このブログで今後紹介していければと考えています。
彼ら以外にも、長きに渡り活動を続けているアーティストやバンドは多いですが、共通して言えるのは「心から”音楽”が好きなんだ」という姿勢や想いが僕らにも伝わってくること。それが、なんだか妙に応援したくなる理由にもなります。
自分の好きなこと…もしかしたら、彼らには「これしかない」ものなのかもしれませんが、それを長く続けていることは心から尊敬できることです。そういった他のアーティストについても、このブログで今後紹介していければと考えています。
残念なことにロバート・パーマーは54歳の時に心臓発作で、トニー・トンプソンは49歳の時に腎臓ガンで他界しています。しかも、同じ2003年に…。改めてご冥福を祈ります。
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