今回は久々に「僕がオススメする映画」のPOSTです。
暇そうに見えますが、中々じっくりと映画を観る時間が取れなくて、このブログの「僕がオススメする映画」で取り上げたいと思う映画にも出会えなかったんですが…
先日、久しぶりにハートウォーミングなコメディ映画に出会いました。
しかも、日本では劇場未公開作品!
なぜ、この映画を日本で公開しなかったのか、配給会社に問い質したいほどに良い映画だと思いました。
その映画とは…
『人生、サイコー! (原題)Delivery Man 』
制作年度:2013年 / 製作国:アメリカ / 監督:ケン・スコット
2011年作のカナダ映画『人生、ブラボー!』を手がけたケン・スコット監督が、自身で自作をハリウッドでリメイクしたという作品。
あらすじ
過去に行った精子提供により、ある日突然533人の子どもたちから「父親である」ことを告げられた、冴えない40代の独身男デヴィッド。そして、その中の142人の子どもたちから身元開示の裁判を起こされてしまう…。
初めは彼らの訴えを完全に無視していたデヴィッドだが、徐々に気になりだし、身分を隠しながら彼らに会っていくのだが…。
初めは彼らの訴えを完全に無視していたデヴィッドだが、徐々に気になりだし、身分を隠しながら彼らに会っていくのだが…。
Trailer
キャスト
デヴィッド=ヴィンス・ヴォーン |
主人公デヴィッド役は、アメリカのコメディアン・俳優であるヴィンス・ヴォーン。名前を知らなくても「この顔、見たことがある」という人は多いのではないでしょうか。
主にコメディ作品に多く出演しているヴィンス・ヴォーン。この映画の前、といっても随分前になりますが、彼が主演した「インターンシップ」という映画を観ました。営業マンをクビになり、なんとGoogleのインターンシップに申し込み、見事に課題をクリアし、最後は晴れてGoogleの社員となるハートフル・コメディなサクセスストーリー映画です。こちらも良作なのでオススメですよ。
ブレッド=クリス・プラット |
デヴィッドの親友で弁護士でもあるブレッド役にはクリス・プラット。最近では「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」や「ジュラシック・ワールド」で主演を務めている、注目すべき俳優の1人です。本作には、かなり「増量」して挑んでいますので…。
ブラッド・ピット主演の「マネー・ボール」にも出ていましたね。
デヴィッドの恋人エマ役には、カナダの女優であるコビー・スマルダーズ。
エマ=コビー・スマルダーズ |
デヴィッドの恋人エマ役には、カナダの女優であるコビー・スマルダーズ。
コビー・スマルダーズと言えば、上の写真でもわかる通り映画・TVドラマ「アベンジャーズ」シリーズにて諜報機関S.H.I.E.L.D.の一員であるマリア・ヒル役としてお馴染みの女優です。
10代の頃にモデルとしてデビューし、国際舞台(東京でも)で活躍していたそうです。どうりでスタイルが良いわけですね。
僕なりの感想
最初に言っておきます。
この映画を観終わると、子供が欲しくなります。既婚とか独身に関わらずです。
家族経営の精肉店でドライバーとして働く主人公デヴィッド。体は大きいのに何をやらせても中途半端なダメ男なんです。借金を抱え、その返済にも困窮している中、恋人のエマからは妊娠を告げられ途方に暮れているところに、過去に行った精子提供が、クリニックのミスで全ての人工授精にデヴィッドが提供した精子が使われ、結果的に533人の生物学的子供が誕生。一部から父親の身元開示請求を起こされてしまいます。
親友で弁護士でもあるブレッドに相談し、裁判で徹底抗戦するつもりだったデヴィッドですが、子供の1人がプロ・バスケット選手として活躍していることを知ったことがキッカケとなり、正体を隠して子どもたちと会うようになっていくんです。
その過程で父性に目覚めるデヴィッド…。
子どもたちの人生に何らかのカタチで関わりたいという思いが、デヴィッドに変化をもたらしていきます。
この「過程」が凄く良いんです。まさにハートウォーミング。大勢の子どもたちと関わるうちに、ダメ男なりの成長を魅せてくれます。そして、借金を抱えた理由や、とんでもない回数の精子提供の理由も明らかになるんですが、それにジーンときちゃいます。
ダメ男なりにでも「人」には愛されているデヴィッド。そんなデヴィッドの姿と今の自分(僕)を、なんとなく重ねてみたりして。
最後はどんなエンディングになるのだろうと期待しながら観ましたが、期待を裏切らない、スッキリとした、でも心も温まり、目からは少しだけ涙が…そんなエンディングでした。
ブレッド役のクリス・プラットの演技も必見ですよ!コメディもイケるね、と思ってしまいました。
そうそう、身元開示請求の一見がマスコミに露呈され、そのせいでデヴィッドに不名誉なアダ名がマスコミによって付けられてしまいます。
その名も「マスカキ大王」です。
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